インテリア オブ ザ イヤー 2003

作品ダイジェスト

「 白銀の古城レリック 」 a g e t e@瑞穂さん

  • カスタマイズハウス / オリジナル / 18 × 18
  • 瑞穂 / ファセット:マラス / 座標:非公開
作品コンセプト

コンセプトは「英雄が選んだ次の戦場」です。

長い戦乱の時代がようやく終わった頃、
戦いの終結に大きく貢献した英雄がいました。
彼は仕官の誘いを断り、若くして引退を決意します。

その彼が莫大な報奨金で購入したのは、
自身の戦歴で一番の激戦の舞台となった、小さな古城でした。
愛用の剣と盾を玄関ホールに安置し、
壊れた城壁の修復や、荒れ果てた庭の手入れに追われる日々。

この古城で、彼の次の戦いが始まるのです。
ようやく訪れたこの平和を維持するため、
そして、この地で命を落とした戦友との誓いを守るため、
若い戦士たちを育成するという長い戦いが。

※1FはPITです。

詳細解説文

1F…PIT(鍛練場)
  
鍛練場はあまりグロテスクにならない様に古さ、上品さ、
そして威厳というイメージのバランスを考えて作りました。
狭いPIT内でも視線遮断をできるように壁を設けてあります。
実際には一階ですが、地下扱いをしているので、室内にもツタを
這わせてみました。

2F…メイン玄関、玄関ホール、応接室、作業場
  
玄関ホールは、室内に足を踏み入れ、一番最初に目に付くところなので、
古城のイメージを残しつつ、庶民的にならない様、
剣・盾・甲冑などを置く為の低い台を選んでみました。
  
応接室は、家主が古い友人たちと昔話に花を咲かせたり
チェスを打ったり、賑わう場所なので雑然とした生活感を
出しています。
  
作業場には、家主もお気に入りの切り株のテーブルを設置し、
暖炉の薪割り等に使用しています。

3F…ミニバー、私室
  
ミニバーには、世界中を旅して買い求めた
数々の洋酒が、所狭しと並んでいます。
その日の気分で選択し、一日を振り返りながらゆっくり飲みます。
石窯からは肉料理の香ばしい香りが漂ってきます。
  
私室は後継者育成をしている家主が、戦術書等をベッドや
ソファーで読んだり、くつろいだりするスペースです。

外観…庭

古城がテーマなので、長い年月をかけて生い茂ったツタや
手入れのされていない庭をイメージしてみました。
屋上から2階の庭まで流れる水路も、自然な感じを出すために
水の周囲を草木や石などで装飾してみました。