8月中旬に開始するとされているPunkBuster(以下、PB)導入のベータテストに向けて本家USではどういった
反応があるのかなぁと調べてみました。〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
数年前ならいざ知らず、昨今のセキュリティ意識の向上で、ただ平然と「はい、そうですか」
とPunkBuster(以下、PB)を導入できない状況があるかと思います。
また、次期Windows OSであるVista(来年2月ごろ登場)では管理者権限を持つユーザですら
一般ユーザと同じ権限まで下げて通常動作させるというセキュリティ対策が施されています。(*1)
(PBはVistaでどうなるんでしょうね)このような背景の中、PB導入をめぐりどのような話題がUOSS(*2)の掲示板で出ているのかを
私見ではありますがまとめてみました。
全文を正確に読んで理解したわけではありませんし、見方の偏りもあるでしょうがその点は
ご容赦頂いた上で「1つの情報」として読んで頂けたら幸いです。
また、PB導入を特に気にしていない方や賛成の方がこういった場で意見を述べる事が少ない
であろうことも踏まえておいてください。*1 PBは管理者権限を要求しています。
*2 UOSS:UO Stratics
USの半公式サイトで、掲示板にはUO開発陣(盾にVの字のVIP会員)も参加している。
公式サイトよりすばやく広域な情報が掲載されることも多いので重要なサイトとなっている。
■日本公式 PB関連記事の検索 ■UOSSのPB関連掲示板
http://boards.stratics.com/php-bin/uo/postlist.php?Cat=&Board=uouhall
■PBの効果について
- 効果が本当にあるのか疑問である。
→ シューティングゲームで発生しているような表示情報の改変問題ではなく、
UOにおいてはバグの利用やスクリプティングが問題となっている。
→ バグの利用にいたっては一切のサードパーティプログラムを必要とせずに
実行可能であり、PB導入の効果はまったく期待できない。
- 結局はイタチゴッコで本当に問題のあるプライヤーを排除出来ないのではないか?
(PBの導入目的は「未熟な不正ツール使用者人口の削減」とされています)
- 問題を発見しても結局はPBとUOの両方で検証しなければならず、EAの言うような
問題解決の労力軽減になるとは思えない。
■セキュリティについて
- ゲームのためにセキュリティレベルを下げるのはどうかと思う。
→ 重要な情報をPCに保存している場合もあり、それらが脅威に晒される恐れがある。
- PBの動作そのものはスパイウェアと同じである。
→ 違いは事前に同意を求めるかどうかでしかない。
- PBは安全でかつ、取得した情報を悪用しないとしてるが将来に渡ってそれが
保障されるとは限らない。
→ 今まで無かっただけで、情報の盗難/流出があるかもしれない。
→ PBは産業として利益を得るために信頼を得続けなければならないので情報を
売ったりすることは考えられない。
- PBのアップデートによる脆弱性問題
→ フィッシング手法によって偽のアップデートサイトに誘導され、アップデート操作
によって悪意あるソフトをインストールされる恐れがある。
(この問題は以前私のBBSにも書いたことがありますが、同じ心配をする人がいますね)
■TOS(利用規約)の内容について
- 同意し難い内容である。
→ 実質的に全権を委譲するのと同じである。
→ PB導入により低下したセキュリティ状態が原因で、自分のPCが危険に晒されたり
情報が流出するなどの問題が発生しても、同意した以上自己責任にしかならない。
- アンチウィルスソフトのような全ファイルをスキャンするソフトのTOSには同意
できるのに、どうしていまさらPBでは問題視されるのか分からない。
(PBはスキャンした情報を送信するという大きな違いがありますね)
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