公式BNNワールドニュースで、ブラックロック関連イベントの進行となる話が掲載されました。
ムーングロウの北西部にあるライキュームにいるウェクストン(Wexton)がクエストを提供
しています。
彼が話す内容にはキーワードとなる
言葉が含まれていますので、それを
発言することで会話が進んでいくよう
です。
ブラックロックの研究を続ける、魔法使いのクロノス。何かを完成させるために、彼は弟子のウェクストンにアイテムを手に入れるよう命じました。
「ウェクストン!」
クロノスは大声を出したが、大きな部品箱に頭を突っ込んでいたせいで、その声は遮られてしまった。
「はい、先生?」
「ウェクストン!」
ウェクストンは、目をぱちぱちさせながら近くに寄って応えた。
「はい、先生。何かおっしゃいましたか?」
ぶつぶつとつぶやきながら、部品箱の中からクロノスが頭を出した。
「ああ、そこにいたのか。完成させるために、いくつかの部品が必要なんだ」
クロノスはローブのポケットをごそごそと探り、取り出したしわくちゃの羊皮紙に何かを書き込むと、それをウェクストンに手渡した。
「ここに書いてあるものを集めてくれ。頼めるね? 急いでくれよ。もう少しで終わりそうなんだ!」
ウェクストンは、クロノスから手渡されたリストに目を通して愕然とした。(うわあ。これを取るためには、あれを殺して……で、これはあそこでしか手に……)
「ちょっと待ってください! どうやってこんなものを手に入れろと? 私の仕事は調査することであって、魔法の鎧と輝く剣を身につけた冒険者じゃないん……」
ウェクストンの声は、消え入りそうなほど小さくなっていた。
「ふむ。冒険が必要っていうことは、誰か手伝ってくれる人が見つかるかもしれないな」
ウェクストンはエプロンについた埃を払い落とし、ヒゲに手をやり胸を張った。ウェクストンが扉の外に出ようとしたとき、またしてもクロノスが頭を出した。
「ウェクストン! どこにいくんだ? まだ食事の時間じゃないぞ」
ウェクストンは混乱して振り返り、羊皮紙を頭の上にかざして言った。
「部品を手に入れに行くんですよ、先生! 覚えてらっしゃらないんですか?」
クロノスは顔をしかめてウェクストンを見ると、もやを払うように頭を振って言った。
「あ、ああ。その通りだ。急いでくれ」
今度はウェクストンが顔をしかめる番だった。ブラックロックは周囲に奇妙な影響を及ぼすらしい。自分の師が純粋科学にだけ興味を持っているように見えるのは、よいことだ。ウェクストンは外に出て、明るく輝く太陽をちらりと見た。そして冒険者を探すためにライキュームへと向かった。
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